出産立ち会いレポート

出産立ち会いレポート

こんにちはー!オクトパス足立です。

実は私、今月初めに待望の第一子が生まれました!自分の備忘のためと、今後親になる友人たちの参考にもなるかなと思い、出産までの記録を残しておきたいと思います

2020年2月27日

もともとの予定日はこの日だったのであるが、生まれる前兆は全く無く、まだまだしばらくかかりそうな予感。初産の場合は予定日を過ぎることが多いらしく、気長に待つことにした。

3月3日

妻が検診に行ってきたようで、生まれるまではもう少しかかるかなぁということであった。産まれる気配があまりないようであれば3月5日に陣痛誘発剤を使う予定であるとのこと。

このため、3月5日に出産立ち会いのための有給をいただくべく、仕事の諸々を調整しはじめる。この日は電車があるうちにお仕事が終わったので、終電で自宅に帰ることに成功した。さらに良いことに次の日のスケジュールの関係上早起きをしなくても良さそうであるので、だらだら夜を過ごすことにした。

3月4日

午前0時

そんなこんなで、0時を回ってお風呂に入ったりYouTubeを見たりして束の間ののんびりタイムをエンジョイしていた。夜も3時近くになりそろそろ寝ようかなと思っていたところ、義母からいきなり着信が来た。まさかと思い電話に出ると、ついに破水したとのこと(このときはまだ高位破水であり、ちょっとだけ破水した状態)。妻はすでに病院にいるということで、私も始発にて病院に向かうことにした。

1時間ほど仮眠を取って、午前5時の始発にて里帰り先の病院へ移動。ほぼ徹夜であったが、日頃の激務で鍛えているので、問題なく稼働。移動時間は2時間ほどあったため、この間に上司への連絡であったり、予定していたクライアントとの定例会をリスケしたりと業務連絡を一通り片付ける。

午前7時半

里帰り先の病院へ到着。すでに病院装束を着せられ、陣痛の痛みでへろへろになっている妻と合流。お医者様曰く、子宮口は6cmまで開いている(全開は10cmらしい)ということで、午前中のうちには生まれてくる可能性が高いそう。ワクワクしながら病室で待つことに。

ちなみに妻には義母が付き添ってくれていたが、昨今のコロナウイルスの騒動により、病院の規定で付き添いは一人までということであった。このため義母とバトンタッチして、この先は私が妻に付き合うことになった。

ここでの私の仕事は妻の腰をさすってあげることである。5分間隔程度で陣痛が来るのであるが、腰に痛みがくるそうなのである。なので、陣痛に合わせてひたすら腰をすりすりすりすりしながら生まれてくるのを待つ。

午前9時

いよいよ分娩室へ移動。妻のお腹には分娩監視装置が装着され、赤ちゃんの心拍と陣痛の度合いがモニター上に可視化される。妻が痛がる少し前にモニター上の数字が反応するのでちょっと面白い。陣痛の間隔もどんどん狭まってきており、3分に一回ほどとなってきた。

午前11時

子宮口は8cmまで開いてきたので、もう少しだということであるらしい。私は出産と言うと頑張って踏ん張れば良いものなのだろうと思っていたが、子宮口が開ききる前に踏ん張っても生まれてこない上に、おなかの中の赤ちゃんが苦しいだけなのでそうである。なので、子宮口が開くまでは陣痛の痛みに耐えながら、いきまないように力を逃してやらなければならない。

このために妻は深呼吸をし、私は妻のお尻あたりに陣痛がくるたびにテニスボールを押し当てるというオペレーションに徹する。どういう理屈かよくわからないが結構な力でもってテニスボールを押し当てると楽になるらしい。このオペレーションを繰り返しているととうとうお昼になってしまった。(午前中には生まれるんじゃなかったのか?)

妻用の食事が運ばれてきたが、妻は痛みでそれどころではないとのこと。一方私は睡眠不足と朝食を食べていなかったこととでお腹が空いていたので、ありがたくこれを頂戴する。

午後2時

陣痛の痛みと寝不足とでだんだんと妻にも疲労の色がでてきた。お医者様によるともう少しで生まれるということであるが、子宮口はまだ全開ではないらしい。というわけで、例のテニスボールオペレーションを続けながらひたすら待つのみである。

午後3時

いよいよ子宮口が全開だということで、助産師や看護師さんがどんどん集まってきた。いよいよラストスパートである。出産費用は40万円くらいかかるとのことであるが。なるほどこれは人件費がかかっている。

パチンという音とともに羊水が流れ出し、ここで本格的に破水。この先、3分に一回くる陣痛のタイミングで息を止めながら、思いっきり力を入れるらしい。筋トレの際には、「息を止めるな」とよく言われるが、出産の際は止めていた方がいいのだなぁなどと思う。助産師さんたちが「頑張れ!」、「上手だよ!」などと励ましてくれ、とても心強い。

何回かチャレンジしてみたもののなかなか生まれず、疲弊していたところ、院長が登場。「もう頭が見えているので引けばすぐ生まれそう」ということなので、吸引分娩に移行、真空状態にしたトイレのスッポンのようなものを赤ちゃんの頭にくっつけて、引っ張り出すらしい。さらに助産師さんが妻のお腹をすごい勢いで上から押し、押し出す力も加える。さあ役者は揃った、頑張れ妻!

妻の踏ん張る力に押し出す力、引っ張る力を加え、3度目ぐらいの陣痛で、3時44分、するんと生まれてきた!元気な産声も聞こえ一安心である。生まれる前の検査では、体重3000g前後と聞いていたのであるが、生まれてみるとこれが3750gのビッグベビーであった。これはなかなか生まれないはずである。妻よく頑張った!

そしていよいよ生まれたての我が子とご対面。まずは全身をチェック。五体満足、心拍と呼吸も正常である。

健康な女の子だー!(マッドマックス感)

そして顔を見てみると、どことなく疲れている感じ(笑)生まれてくる赤ちゃんもそれはそれは大変であったであろう。Welcome to this world andお疲れ様!

赤ちゃんの取り違えがないように、足首に妻の名前の入ったネームタグをつけてやり、さらに、油性ペンで足に大きく妻の名前を書いてあげた。

事前に出産に立ち会った友人の話などを参考とすると、出産はとても感動的ということであった。友人は運転室で大号泣だったそうである。翻って私の感想としては、感動というよりも「実験が成功したぞ!」という達成感、ワクワク感に近い感覚の方が強かった。数理モデルのナッシュ均衡点を導き出し、キター!という感覚である。

また、「血を見るのが苦手な男性は控えておいた方が良い」ということであったが、私の場合は普段から魚を捌いているので、ごそっと出てきた胎盤を見ても、あーまぁ内臓ってこんな感じだよな、ということで、意外と平常心であった。

産み終わってしまえば妻の陣痛も収まるらしく、ウイダーinゼリーを飲んだり、水分を取ってもらったりしながら、分娩室で2時間ほどゆっくりする。

午後6時

私と妻は病室に戻り、赤ちゃんは病院の新生児室に連れて行かれ、一旦離れ離れになった。この病院には付き添いの人が泊まれる場所はないそうなので、一旦私も実家に戻り、この日は爆睡である。

3月5日

病院にてきれいに洗ってもらった我が子と再度対面。眺めてみると実家にあった私が生まれた時の写真とそっくりで、遺伝子って面白いなぁと思うのであった。

そんなこんなで、これからはコンサルタントとしてだけではなく、父親としても頑張っていこうと思います!

以上、オクトパス足立でしたー!

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